モル・たくやのほのぼのブログ
-前回のあらすじ-
大空の真ん中でほくそ笑んだピカ太。
一行の進路はタマムシシティ。
ピジョンに乗りながら、ピカ太とマリモはタマムシシティを目指していた。
緑の生い茂る豊かそうな森の上を悠然と通り、
すでに見えなくなったクチバシティでの客船沈没事件より
おおよそ2日ほど経ったころだった。
「腹減ったな」
ピカ太がぼやいた。
「ああ。さすがにもういかんな」
マリモがやや苦しそうに返答する。チーズもパンもとうに2人の胃袋に消え、
頭痛で体をどのように影響されるか
チーゴの実などはいつの間にかどこかへと消え、肉塊のきぐるみは捨てられ、
つまるところ2人はどうしようもなくなっていた。そりゃ腹も減る。
「・・・・・・お?」
「どうしたピカ太」
マリモはピジョンの進む先をみていたピカ太の声を聴き、自分もそっちを見た。
まだまだ遠くだが、うっすらと、しかし間違いなく、キラキラと光る大きなビル郡が
みえた。カラフルな色の目立つその街は、タマムシシティだった。
夕暮れの西日が背景となり、近づくにつれ、街は輝きを増していく。
甲状腺は何をするのでしょうか?
橙色の夕日をこれでもかと浴び、さらに街はきらびやかになる。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」
「・・・びゅーてぃふぉー」
街を眺め、思わず感嘆する2人だった。
ピカ太とマリモがタマムシシティへ到着、ピジョンを解放、宿を探して
ポケモンセンターへ直行、途中果物を無断で拝借、そうして1日を終えたのは
だいぶ夜も遅くなったときだった。
そのころ、とある場所のよくある丘に、静かなタマムシシティを見下ろす形で、
そのピチューはわけがありそうな複雑な表情を浮かべていた。
0 コメント:
コメントを投稿