乳房のしこり

乳がんとして診断されるので一番多いのが、触診での診察、腫瘤触知です。８割の人が乳房にしこりがある事がきっかけで受信されます。乳がんのしこりは硬くごつごつしており、痛みなどは無-いのが一般的です。

乳がんを早期に発見する事ができますので、常に自分で意識し、乳房のしこりはチェックするようにしましょう。自分でできる乳がんの自己判断としては、乳房の中にコリコリした痛みのないしこりがあるかどうかを確認します。

そのしこりが小さければ小さいほど治癒の確率があがります。自己判断は生理の終わった日から一週間自分で乳房を触り確認をしましょう。しこりがあったからといって、落ち込んでしまうのは早すぎます。それは、しこりが見つかったとしても、ガンではなく、他に原因がある可能性が高いからです。

痛み

乳房には様々な病気があります。乳がんだと思って受診した人は、ほとんどがしこりがある事に気付き、痛みがなかったという人が多くいます。乳房に痛みがあるのは、生理前に痛みを伴う事が多いようで、２０代後半から５０代前半の人に症状がみられます。

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乳房の痛みで病院を受診する人が多く、乳がんではと疑う人が多いのですが、一般的に乳がんで痛みを伴う事は少ないというのが実情です。乳房のしこりの原因は、線維腺腫や乳がん、水のたまったしこりなどが原因です。

しこりが乳がんかどうかを判断するために、針を使った検査をする事が多く、穿刺により透明な液体が吸引される場合は乳がんである可能性はなく心配はありません。痛みがある場合は、他の病気の可能性がありますので、自己判断せず、受診するようにしましょう。

分泌液

乳がんの症状に、しこりが出来たり、乳頭がへこんだり、乳房に異常な突起が見られる場合があります。そして、乳房の表面がみかんの皮のように変化してきたり、わきの下を触ってしこりがあったりする場合があります。

その他、乳頭や乳輪から原因不明の分泌液が出る事があります。しかし、妊娠中の女性は子供に乳を与える為に分泌物があっても問題はありません。思春期の女子が乳頭から白色や無職の分泌物が出る事がありますが、それ以外の分泌物が出た場合は、病院を受診する必要があります。

乳頭から出る分泌液は、血液が混じっていたり、茶色い分泌液の場合は、乳がんの可能性がありますので、早急に病院での受診をした方がいいでしょう。乳がんでなかったとしても、他の病気の可能性が高いです。

病期

病期とは、ガンが乳腺の中でどの程度ひろがっているか、他の臓器に移転しているかどうかの検査が行われます。乳房にあるしこりの大きさや、リンパ節への転移の有無、遠隔移転の有無によって５段階の臨床病期に分類されます。

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それが病期（ステージ）とされます。０期は乳癌が発生した乳腺の中にとどまっているもので、早期の乳癌です。非浸潤ガンとも呼ばれます。T期は乳房に出来たしこりが２ｃｍ以下で、わきの下の芯場には転移しておらず、乳房の外には広がっていない状態です。

U期は二つに分けられUａ期はしこりの大きさが２ｃｍ以下、わきの下のリンパへの移転がある場合か大きさが２〜５ｃｍでリンパへの移転がない場合Uｂ期は２〜５ｃｍでリンパへの移転がある場合です。V期は局所進行乳癌、W期は遠隔臓器に転移している場合、そして、再発乳癌とに分けられます。

わきの下のしこり

乳ガンの症状として、脇の下のしこりがあるというのがあります、自己診断をする場合は、乳房のしこりの確認のみならず、脇の下のしこりも確認する必要があります。そして、わきの下のしこりは、しこりとして感じないものもありますので、できれば病院を受診するようにしましょう。

わきの下のしこりは、リンパ節への転移によってできたしこりの可能性もあります。乳房にはしこりがないのに、わきの下にはしこりがあったなどという事もあります。そして、腕のむくみもわきの下のリンパに転移した可能性があります。

リンパに転移すると、リンパの流れが止められて腕がむくんでくるのです。どちらにしても、異常がある場合は病院でのきちんとした診断をしてもらう事が、早期発見、早期診断につながります。

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皮膚のひきつれ

乳ガンの症状として、乳房の皮膚のひきつれが起こることがあります。鏡でみて、皮膚がひきつれていたり、反対がの乳房との形や大きさが違う場合乳癌の可能性があります。

皮膚のひきつれの場合、その部分の下にしこりがある場合があります。乳房を触ってもしこりがない場合もあり、ひきつれだけの場合もあります。乳房の中にガンができると、ガンがまわりの組織を巻き込み、皮膚にくぼみやひきつれができる事があります。

このことをえくぼ症状といいます。出来始めはしこりとして感じにくいので、乳腺が張った感じがしたり生理前の痛さなどと間違ったりします。フフのひきつれやえくぼができたりするのは、硬ガンといい、他の乳房に出来るガンとは違い気短なガンで、早い時期から浸潤を起こし周囲の組織に進入し破壊します。

乳頭に表れる症状

乳癌の症状で、乳頭に出来た場合にみられる変化として、乳頭の弾力性が失われて乳首が陥没したり、傾いたしします。乳癌が乳頭の真下でできた場合の症状と判断されます。そして、乳頭部や乳輪部がただれている状態や、慢性湿疹のような感じでできている場合、乳腺パジェット病という可能性があります。

乳頭になかなか治らないただれや湿疹のようなものがある場合は乳腺の専門医に相談するのがいいでしょう。乳腺パジェット病というのは、乳管口付近の乳管上皮からできたガンで表皮内に広がり、乳頭や乳輪に浸潤し、皮膚びらんや湿疹を発生させます。

この病気の発生率は乳癌全体の１〜２％とされています。発症年齢は、５０歳代にもっとも多く、はじめの段階は乳頭やその周辺に湿疹が出来て、かゆみがあるため、急性湿疹やたむしと間違えられ易い。

非触知乳がんの症状

非触知乳がんとは、非浸潤性乳癌の事で、症状としては、微細石灰化・小さなしこりがある・乳頭からの血性の分泌液が出る事が多い・乳頭や乳輪の周りに治りにくい湿疹やびらんが出来るという症状が出るのが一般的です。

石炭化というのは、細胞が死んだ所にカルシウムの成分がたまったもので、良性のものと悪性のものがあり、悪性か良性かの判断は画像診断によって判断されます。非触知乳がんの場合は、しこりもさわって分かるようなものが無いことが特徴とされます。

検査はマンモグラフィ検査にて極小さい石灰化を発見する事ができますが、それが全部乳癌という訳ではありません。全体に砂をばらまいたように散らばっている石灰化や大きな石灰化がある場合は良性である場合が多く、細かく乳管の中で線状に広がっている、乳首を中心に三角状に広がっている場合は悪性の場合が多いです。

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