診療科紹介|循環器内科|公立学校共済組合 近畿中央病院
アピールポイント
各学会から認定を受けています
緊急心臓カテーテル検査 ・ 治療ができる体制を整えています
日中はもちろんのこと、夜間 (17時30分から20時30分まで) も、緊急心臓カテーテル検査 ・ カテーテル治療ができる体制を整えております。 医師・看護師・放射線技師・臨床工学士・臨床検査技師が協力してチーム医療を行っています。 |
狭心症 ・ 心筋梗塞の治療に力を入れています
高齢化・生活習慣お欧米化に伴い明らかに増加している狭心症・心筋梗塞を、心臓MDCT、運動負荷心電図、心筋シンチグラフィー、心エコー検査・心臓カテーテル検査にて的確な診断を行っております。
日本心血管インターベンション治療学会の認定医・専門医の医師も在籍し、カテーテル治療を積極的に、かつ安全に行っております。
昨年度は、CAG (心臓カテーテル検査) :125例、PCI (経皮的冠動脈インターベンション) :53例でしたが、今年は、8ヶ月で、CAG:123例、PCI:54例と約1.5倍に増加しております。
同じ動脈硬化性疾患である閉塞性動脈硬化症 (主に足の動脈の病気) のカテーテル検査・治療も積極的に行っております。
多種職のスタッフと症例検討会を行っております
毎週症例検討会を行い、循環器内科全体で患者さまの病状を把握し、治療方針を決定しています。 看護サイドからの視点にたっての、医師・看護師の合同カンファレンスも行っています。 毎月、心臓血管外科 (他院) ・循環器内科 (他院・当院) で合同カンファレンスを行い、手術症例を検討しています。 |
多種多様の検査を行っております
地域医療に貢献してまいります
多くの研究会を通じて、地域の実地医科の先生方と連携を密にし、地域医療の質の向上に努めております。
■ 伊丹市医師会循環器フォーラム | ■ 阪神循環器実地医科の会 | |||||
■ 阪神地区高血圧研究会 | ■ 阪神北循環器研究会 | |||||
■ 伊丹脂質異常病診連携会 | ■ 塚口病診連携研究会 など |
主な診療内容
狭心症
■説明 | 心臓の栄養血管 (冠動脈) が、動脈硬化や血栓により狭窄をきたし、血液の流れが悪くなり、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養がいきわたりにくくなる病気です。 急に激しい運動をしたり、強いストレスがかかると、心臓の筋肉は一時的に血流不足となります。その時に、胸の痛みなどを自覚します。 何が治験で起こる | |
■症状 | 坂道や階段を登ると胸が苦しくなる。朝、駅まで歩いていく途中で胸が苦しくなる。立ち止まってしばらくすると楽になる。 布団を上げ下ろしすると胸が苦しくなる 会議で興奮すると胸が苦しくなる など | |
■治療内容 | 発作時は、ニトログリセリンで対応します。 内服治療 (血管拡張剤・抗血小板剤・β遮断約など) も行いますが、風船やステントと呼ばれる金属でできた網状の筒を用いて冠動脈の病変部位を拡張するカテーテル治療 (経皮的冠動脈インターベンション【PCI】) が有効な治療法です。 当院でも、積極的にカテーテル治療を行っています。 歯冠なぜこれほど高価な |
急性心筋梗塞
心不全 (慢性・急性)
■説明 | 心臓のポンプの働きが弱くなり、全身に酸素化された血液を十分に送れない状態です。 原因となる疾患は、心筋梗塞・心臓弁膜症・心筋症・不整脈などがあります。 | |
■症状 | 坂道や階段を登ると息切れがして呼吸がしにくい足や顔面がむくむ、咳がでる、食欲がなくなる | |
■治療内容 | ■急性期 | 基本的には、安静・酸素投与・投薬(点滴・内服)治療になりますが、人工呼吸管理が必要になることがあります。 |
■慢性期 | 内服治療を行います。 |
徐脈性不整脈 (洞機能不全症候群、高度房室ブロック、徐脈性心房細動など)
■説明 | 心臓は電気刺激により1日に10万回以上動いています。 電気刺激に対する反応が悪くなりますと、心拍数が減少し、極端に減少しますと、労作時の息切れやふらつき・失神の症状が出現します。 ふらつき・失神が生じますと事故につながります。 |
■症状 | 労作時の息切れやふらつき・失神 |
■治療内容 | 恒久的ペースメーカー植え込み術を行います。 恒久的ペースメーカーは心臓の心拍数を監視し、予め設定された心拍数を維持する機能を有しています。 これにより、ふらつき・失神などを予防します。 |
頻脈性不整脈 (発作性上室性頻脈拍、心房細動・心房粗動など)
■説明 | 発作性上室性頻拍は、心室以外の心臓組織を起源に、突発的に始まって終わる、1分間あたり160~200回の速く規則的な心拍動 (頻脈) です。 若い人に最もよくみられ、危険というよりもむしろ、不快なものです。 心房細動・心房粗動は非常に速い電気刺激によって、心房が非常に速く収縮している状態に加え、さらに一部の電気刺激が心室に達するため、心室も正常よりも速く、非効率的に収縮している状態です。 心不全に陥ることもあります。 また、持続すると心房内に残った血液がよどみ、血栓 (血のかたまり) が形成されることがあります。 アルコールはあなたに何をするのでしょうか? |
■症状 | 動悸、ふらつき、ふらつき、息切れ、胸痛 |
■治療内容 | 発作性上室性頻拍は、迷走神経を刺激することで停止させることができます。 その方法には、排便が困難なときと同じようにいきんでもらうことや、あごの角ばった部分のすぐ下の頸部をさすって頸動脈洞 (けいどうみゃくどう) と呼ばれる頸動脈上にある敏感な部位を刺激すること、氷水を入れた洗面器に顔をつけることなどがあります。 心房細動・心房粗動は、まず、心拍を遅くするために、まず薬物治療 (ベラパミル・ジゴキシンなど) を行います。 但し、発作を繰りかえす場合も含め、脳血栓塞栓症予防に、抗凝固療法 (血をかたまりにくくする) が必要となります。 |
閉塞性動脈硬化症
■説明 | 足の血管の動脈硬化がすすみ、血管が細くなったり、つまったりして、足に十分な血流が得られない病気です。 |
■症状 | しびれ、冷感、間歇性跛行 (少し歩くと足が痛くなり、休むと痛みが消えまた歩けるようになる) 、安静時疼痛、潰瘍、壊死 |
■治療内容 | 重症度により、保存的治療 (運動療法、薬物療法、危険因子の除去) ・血管内治療 (カテーテル治療) ・外科的治療 (バイパス術) などを行います。 当院では、カテーテル治療を積極的に行っています。 |
肺血栓塞栓症 ・ 深部静脈血栓症
■説明 | 深部静脈血栓症は、脚の深部にある静脈に、血栓 (血の塊) ができる病気です。 長時間の飛行機搭乗によるエコノミークラス症候群として注目を浴びています。 致命的となる肺血栓塞栓症を引き起こすので、十分に注意をはらう必要があります。 |
■症状 | 深部静脈血栓症は、足が浮腫んだり、軽い疼痛を自覚するのみですが、肺血栓塞栓症を生じると、突然息ができなくなったり、血圧低下のためにめまいやふらつきを生じることがあります。 |
■治療内容 | 抗凝固療法 (血を固まりにくくする) を行います。 肺血栓塞栓症を引き起こした場合は、血栓溶解療法 (血の塊を溶かす) や、外科的手術によって血の塊を取り出すこともあります。 肺血栓塞栓症の再発予防に、下大静脈フィルターを植え込むこともあります。 深部静脈血栓症は、30分毎に10回ほど足首を曲げたりすることや、弾性ストッキングをはくことである程度予防できます。 |
高血圧症
■説明 | 繰り返しの測定で、最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧症と診断されます。 明らかな原因が判らないものを「本態性高血圧症」といい、高血圧症の90%以上がこれに入ります。 体の中に血圧上昇の原因となるはっきりした病気がある場合は、「二次性高血圧症」といいます。 |
■症状 | 症状がない場合が多く、知らぬ間に動脈硬化が進行し、脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を起こすので、サイレントキラーとも言われます。 |
■治療内容 | 基本的に、降圧剤による内服治療を行いますが、二次性高血圧症の場合、外科的手術・カテーテル治療が必要となる場合があります。 |
心筋症
■説明 | 心筋症は、さまざまな病気が原因で起こりますが、原因を特定できない場合もあります。 心筋症は主に、拡張型、肥大型、拘束型の3つのタイプに分けられます。 これらは重複して生じることもあります。 拡張型心筋症とは、心室が拡張しても体に必要な量の血液を送り出すことができず、結果として心不全を起こす一群の心筋障害です。 肥大型心筋症とは、心臓への負担が増えていないにもかかわらず、心室の壁が厚く(肥厚)なり、かたくなる一群の心疾患です。 拘束型心筋症とは、心室の壁が必ずしも厚くはならずにかたくなり、拡張期の正常な血液の充満に抵抗が生じる一群の稀な心疾患です。 | |
■症状 | 坂道や階段を登ると息切れがして呼吸がしにくい、足や顔面がむくむ、咳がでる、食欲がなくなるなどの、心不全症状が出現します。 閉塞性肥大型心筋症は、ふらつく・意識を失うという症状が出ることもあります。 | |
■治療内容 | ■拡張型心筋症 | アンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬、アンギオテンシンII受容体拮抗剤、β遮断薬、ジゴキシン、利尿薬などの内服治療を行います。 β遮断薬は心収縮能を改善するが場合がります。 |
■閉塞性肥大型心筋症 | β遮断薬、一部のカルシウム拮抗剤 (ベラパミルなど) 、一部の抗不整脈剤 (ジソピラミド・シベンゾリン) などの内服治療。 |
心臓弁膜症
■説明 | 心臓にある弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を「弁膜症」といいます。 弁の開きが悪くなり血流の流れが妨げられる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全なために血流が逆流してしまう「閉鎖不全症」があります。 4つの弁のうち「大動脈弁」と「僧房弁」に多く起こる疾患です。 |
■症状 | 動悸や息切れ、疲れやすい、胸痛、呼吸困難間などの症状が出ます。 |
■治療内容 | 心筋の収縮力を増強させる強心剤、血液の量を減らして心負担を軽くする利尿剤、血液の流れをよくする血管拡張剤などを投与して、症状を緩和したり、進行を抑制させます。 ただし、悪くなった弁機能が投薬によって治るということはありません。 |
専門外来
ペースメーカー専門外来
恒久式ペースメーカー植え込み術・電池交換術およびペースメーカー専門外来を再開しました。 平成23年6月に、高見宏副院長 (専門分野:心臓血管外科) が赴任され、徐脈性不整脈に対する恒久式ペースメーカー植え込み術と電池交換術を再開しております。 また、ペースメーカー専門外来 (循環器内科外来ブース:月曜午後) も開始しました。 |
診療実績 / 統計
■主な治療内容の件数
■心臓カテーテル検査件数
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